不動産用語集

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不動産証券化

読み方 :
ふどうさんしょうけんか

用語の解説

不動産証券化とは、不動産の収益を裏づけとして投資家から資金調達することです。
投資家は商業ビルや賃貸マンションなどの運用益に基づいて、利払いや配当を受けます。
不動産証券化は、特定の不動産を証券化する資産流動化型と、複数の不動産を対象としてファンドを運用する資産運用型があります。前者は、特定目的会社(SPC)などを通じて証券化されます。後者は、不動産投資信託「J-REIT」(日本版不動産投資信託)といい、投資法人・投資信託が投資家から集めた資金をファンドとして不動産に投資します。現在、大手不動産業者の大半が「J-REIT」に参入しており、証券化市場規模は急激に拡大しています。

HOME'Sくんメモ

特定の資産に対応する証券は、ABS(Asset Backed Securities)といいます。証券化の対象となる資産には、不動産所有権を証券化する「エクイティ型」と、不動産担保債権を証券化する「デット型」があります。デット型は運用利回り(インカムゲイン)を重視したもの、エクイティ型は売却益(キャピタルゲイン)を期待したものです。住宅ローン債権を担保に証券化したMBS(Mortgage Backed Securities)は、デット型の中でも最も安定した収益を得られるといわれています。
J-REITは、比較的安定した利回りが期待でき、一口数十万円から購入できるので、人気の高い金融商品となっています。

情報更新日:2007-07-30

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